【安全対策情報】フィリピンでのテロ等に対する注意喚起

令和5年12月5日
【ポイント】
●12月3日(日)朝、ミンダナオ島南ラナオ州マラウィ市の大学内体育館において、キリスト教のミサの最中に爆発が発生し、報道によれば少なくとも4名が死亡、数十人が負傷しました。
●クリスマスや年末年始といった祝祭日・イベントシーズンは、人の集まりや移動が増えるため、テロの可能性が高まることが懸念されます。
●特に、観光施設周辺、イベント会場、レストラン、ホテル、ショッピングモール、公共交通機関、宗教関連施設等は、警備や監視が手薄で不特定多数の人が多く集まるため、テロの標的となりやすく、常に注意が必要です。
●常に最新情報の入手に努め、安全確保に十分注意を払ってください。
 
【本文】
1 12月3日(日)朝、ミンダナオ島南ラナオ州マラウィ市の大学内体育館において、キリスト教のミサの最中に爆発が発生し、報道によれば少なくとも4名が死亡、数十人が負傷しました。現在、当局が事件詳細を捜査中です。
 
2 クリスマスや年末年始といった祝祭日・イベントシーズンは、人の集まりや移動が増えるため、テロの可能性が高まることが懸念されます。特に、観光施設周辺、レストラン、ホテル、ショッピングモール、公共交通機関、宗教関連施設等は、警備や監視が手薄で不特定多数の人が多く集まるため、テロの標的となりやすく、常に注意が必要です。特に、スポーツ大会や音楽フェスティバル等のイベント会場や、宗教施設等では、多くの人が集まり、テロの標的になる可能性があるため、警戒する必要があります。同時に、イベント等の警備のため手薄となった他の都市等を狙ったテロが発生する可能性もあります。
 
3 テロの被害に遭う可能性を減らすため、以下の対策をお願いします。
(1)短期旅行者は「たびレジ」を活用し、最新の関連情報の入手に努める。
(2)以下の場所がテロの標的となりやすいことを十分認識する。
観光施設、観光地周辺の道路、記念日・祝祭日等のイベント会場、レストラン、ホテル、ショッピングモール、スーパーマーケット、ナイトクラブ、映画館、公共交通機関、宗教関連施設等人が多く集まる施設、政府関連施設(特に軍、警察、治安関連施設)等。
(3)上記(2)の場所を訪れる際には、周囲の状況に注意を払い、不審な人物や状況を察知したら速やかにその場を離れる、できるだけ滞在時間を短くする等の注意に加え、その場の状況に応じた安全確保に十分注意を払う。
(4)現地当局の指示があればそれに従う。特にテロに遭遇してしまった場合には、警察官等の指示をよく聞き冷静に行動するように努める。
(5)以下の一般的な留意事項に留意する。
【車両突入の場合】
●ガードレールや街灯などの遮へい物が無い歩道などでは危険が増すことを認識する。
【コンサート会場、競技場、空港等の閉鎖空間】
●会場には時間より早めに入る、終了後はある程度時間を置いてから退出するなど、人混みを避けるよう努める。
●セキュリティの確保されていない会場の外側や出入口付近は危険であり、こうした場所での人だまりや行列は避けるようにする。空港等では、人の立入りが容易な受付カウンター付近に不必要に近寄ったり長居することはせず、セキュリティ・ゲートを速やかに通過する。
●不測の事態の発生を念頭に、出入口や非常口、避難の際の経路等についてあらかじめ入念に確認する。
●パニック状態となった群衆の中で負傷するおそれがあるため、周囲がパニック状態になっても冷静さを保つように努める。
【爆弾、銃器を用いたテロに遭遇した場合】
●頑丈なものの陰に身を低くして隠れる。
●周囲を確認し、可能であれば、銃撃音等から離れるよう、速やかに、低い姿勢を保ちつつ安全なところに退避する。閉鎖空間の場合、出入口に殺到すると雑踏事故などの二次的な被害に遭うこともあり、注意が必要。
●爆発は複数回発生する可能性があるため、爆発後に様子を見に行かない。
【刃物を用いたテロに遭遇した場合】
●犯人との距離を取る。周囲にある物を使って攻撃から身を守る。
 
4 海外渡航前には万が一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
3か月以上滞在する方は、緊急事態に備え必ず在留届を提出してください。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/index.html )
 また、3か月未満の旅行や出張などの際には、海外滞在中も安全に関する情報を随時受けとれるよう、「たびレジ」に登録してください。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/# )
 
5 欧米諸国への渡航を予定されている皆様におかれては、別途日本外務省から次の注意喚起が発出されておりますので、御参照ください。
【広域情報】欧米でのテロ等に対する注意喚起:https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2023C058.html 
また、テロ・誘拐対策に関しては、以下も併せて御参照ください。
(1)パンフレット「海外へ進出する日本人・企業のための爆弾テロ対策Q&A」
(パンフレットは、https://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph_03.html に掲載。)
(2)パンフレット「海外旅行のテロ・誘拐対策」
(パンフレットは、https://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph_10.html に掲載。)
(3)ゴルゴ13の中堅・中小企業向け海外安全対策マニュアル
(マニュアルは、https://www.anzen.mofa.go.jp/anzen_info/golgo13xgaimusho.html に掲載。)
 
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 この情報は、在留届及び「たびレジ」に登録されたメールアドレスに自動的に配信されております。情報は同居家族の方にも共有いただくとともに、同居家族の方が本メールを受信していない場合は、在留届へのメールアドレスの登録をお願いします。
 災害や騒乱等が発生した際、ご家族、ご友人、同僚を守るため、一人でも多くの方に安全対策に関する情報が届くよう、在留届(3か月以上の滞在)の届出、又はたびレジ(3か月未満の滞在)の登録を、お知り合いの方や出張者・旅行者にご案内いただけますようお願いいたします。
 
 在留届・たびレジ登録( https://www.ezairyu.mofa.go.jp/ )
 
(問い合わせ窓口)
○ 在ダバオ日本国総領事館
   住所:4th Floor, B.I. Zone Building, J.P. Laurel Avenue, Bajada, Davao City 8000
   電話:(市外局番082)221-3100
   FAX:(市外局番082)221-2176
   ホームページ:https://www.davao.ph.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html 
 
○ 在フィリピン日本国大使館
 住所:2627 Roxas Boulevard, Pasay City,Metro Manila
 電話:(市外局番02)8551-5710
 (邦人援護ホットライン)(市外局番02)8551-5786
 FAX:(市外局番02)8551-5785
 ホームページ:https://www.ph.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html 
 海外安全ホームページ(フィリピン):https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_013.html 
 
○ 在セブ日本国総領事館
   住所:8th Floor, 2Quad Building, Cardinal Rosales Avenue, Cebu Business Park, Cebu City
   電話:(市外局番032)231-7321 / 7322
  FAX:(市外局番032)231-6843
   ホームページ:https://www.cebu.ph.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html