ダバオ日本人コミュニティー100周年記念事業の開催

令和元年10月22日

 10月4日(金)から6日(日)にかけて,ダバオ日本人コミュニティー100周年事業がSM-LanangおよびSMXコンベンションセンターにおいて,日本企業ブース出展,日本文化紹介事業,日本食紹介などの様々なイベントがダバオの日本関係団体と在ダバオ日本国総領事館の協力により開催されました。
 
 4日(金)の開会式典では,300人以上の招待客と市民が見守る中,サラ・ドゥテルテ・ダバオ市長,ガリバイ比外務省ミンダナオ事務所長(次官補),サントス・SMスーパーモール・ミンダナオ地区業務管理責任者,北橋健治北九州市長,村上幸一北九州市議会議長,佐藤金雄ダバオ日本人会会長,三輪芳明総領事などによるリボンカッティングと鏡開きが行われました。
 
 北九州市とダバオ市は2017年11月にダバオ市の持続可能な発展のための環境姉妹都市提携(グリーン・シスター・シティー)を取り結んでいます。北九州市は,ブース展示に出展して両市の協力関係を展示したほか,同市若松の郷土芸能「五平太ばやし」を保存する市職員愛好会「響」が参加し,ダバオ市との絆が一層強められました。

 SM-LanangのAtriumには48のブースを設置し,ダバオで活躍する日本企業だけでなく,マニラや日本からも日本企業が出展し,日本製品の紹介やダバオやミンダナオ島での各企業の取り組みをダバオの方々に紹介しました。隣接したステージでは,JICAや日本企業によるプレゼンテーションや和菓子デモンストレーション,餅つきパフォーマンス,よさこいやフルート演奏,ミンダナオファッションショー,Japh DollsやPastel Mixによるパフォーマンスも行われ,多くのダバオ市民を引きつけました。
 
 SM-Lanang外のNorthwingにて行われた日本食紹介では,おでん,焼きそば,たこ焼き,天ぷら,たい焼きなど日本の食べ物が販売され大盛況となりました。
 
 4日(金),5日(土)夜に行われた日本文化紹介事業では,日本舞踊・扇寿流家元・扇寿栄之丞氏らによる日本舞踊,五平太ばやし愛好会「響」による躍動感溢れる太鼓パフォーマンス,ミンダナオ国際大学とフィリピン日系人会インターナショナルスクールによる太鼓・神輿・浴衣ショー,ダバオ剣道クラブ,合気道 清和会,PSKAIタカイ武道スクールの方々による武道デモンストレーションを織り交ぜて日本伝統文化の紹介を行いました。2日合わせて2,000人が訪れ,日本伝統文化の多様性の一端を紹介することができました。更に,クラシックコンサートやカラオケ大会,ミンダナオコスプレサミットを開催し,伝統文化以外のポップカルチャーなどを紹介,好評を博しました。
 
 最終日6日(日)には,今回のイベントのフィナーレとして,フィリピン日系人会インターナショナルスクール,ミンダナオ国際大学と協力して盆踊りを実施し,多数の市民を集めた当事業を締めくくりました。